インプラントと入れ歯治療どちらの方が良い治療?
投稿日:2020年11月24日
カテゴリ:スタッフブログ
板橋駅から徒歩3分、板橋歯科・矯正歯科です。インプラント治療が普及したことで、「歯を失った際の治療法」の選択肢が増えました。
インプラント治療なら「自分の歯と同じように噛むことができる」「審美性も優れている」など様々なメリットがあります。
では、インプラント治療の方が入れ歯治療よりも優れた治療法なのか。
これは、結論から申しますと、患者さまの「口腔内の状態」だけでなく、「年齢」「健康状態」など全身的な状態にもより異なります。
インプラント治療のメリットはデメリットにもなる
インプラントは患者さまの顎骨に直接インプラント体を埋入する治療法です。そのためインプラント体であるネジ部分は顎骨に固定されるため、取り外しができません。歯科医院のメインテナンスでも上部構造のインプラントの被せ物部分を特殊なドライバーで取り外し、清掃をするのみとなります。(インプラント体であるネジ部分はそのまま埋入された状態)
患者さまご自身で取り外しができないということは、飲食の際に外れる心配もなく、しっかり噛めることになりますが、「取り外せない」ということはフロスなどの補助器具を使用して細かな部分もメンテナンスしなければ、清掃不良が起きやすいとも言えます。
歯科医院でのメインテナンスに定期的に通院できる健康な方であれば、良い状態を維持することはできますが、「高齢になり、体が不自由になった」など何らかの理由で通院が難しくなった場合、インプラントの「簡単に取り外しができない」というメリットはデメリットに変わります。
特に手が不自由になった場合、どなたかの介助が必要になります。その際、普通の歯磨きの他にメインテナンスが必要となるインプラントは介助者にとっても負担です。清掃不良が続いてしまうと、最悪インプラント周囲炎を引き起こし、インプラント部分に膿や痛みが生じてしまいます。
インプラントは天然歯と同じく歯周病を罹患します。ご自身が高齢になった際、インプラントのメンテナンスまで行えるか否かは、しっかり考えてから治療を受けられることをおすすめ致します。
入れ歯でも自費診療で選択肢を広げられる
入れ歯ならどなたでも取り外してメインテナンスが行えます。確かに保険診療の入れ歯なら、インプラントに比べて見た目の問題や噛み心地の問題が生じますが、自費診療の入れ歯を選択肢に入れることでそういったデメリットも解消できます。
インプラント治療と入れ歯治療を組み合わせた「All on 4」等無歯顎の場合でも入れ歯のデメリットを解消し、取り外しもできる治療法などもあります。
「入れ歯」と聞くと保険内での治療を考えられると思いますが、「しっかり噛めるようになりたい」「食事の熱を感じられる入れ歯にしたい」「見た目の良い治療を受けたい」等、患者さまのご要望によっては自費診療を組み合わせることで満足度の高い治療を受けることができます。
歯は一生涯使い続けるものです。健康で元気な状態のご自身のことだけを考えるのではなく、治療を受ける年齢や健康状態によっては、将来のご自身のこと、介助を受けることができるか否かなども含めて治療の選択をされることをお勧め致します。
板橋歯科ならインプラント・入れ歯治療の両方しっかり選択できる
当院は入れ歯治療を得意とする院長をはじめ、インプラント治療もしっかり対応することが可能です。また当院は訪問診療も行っていますので、将来身体が不自由になり通院が困難となった場合でも、メインテナンスをしっかり受けることができます。
インプラント治療の場合、歯科医院によって使用している器具に違いがあるため、同じ歯科医院でないとメインテナンスを受けることができない場合もあります。当院は訪問診療も受けつけていますので、将来何らかの理由で「身体が不自由になった場合」でも、生涯メインテナンスを受けることができます。
ご高齢の方がインプラント治療にするか入れ歯治療にするか、選択をされる場合は、「もしもの時」訪問診療でメインテナンスを受けることができるか否かも歯科医院を選ぶ際の選択肢に加えるようにしましょう。
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