訪問歯科の口腔ケア
投稿日:2019年1月31日
カテゴリ:スタッフブログ
口腔ケアの目的は、口の中を清潔にするだけでなく、虫歯や歯周病の進行を防ぎ、口腔の機能を維持することです。味覚の向上や誤嚥性肺炎などの全身疾患の予防、全身の健康状態の維持・向上にもつながります。
口腔内細菌と内科疾患との関連性、咀嚼の機能と老化・認知症との関連性など、口腔環境が高齢者の全身の健康と密接に関連して
細菌の塊である歯垢は、ムシ歯や歯周病の直接的な危険因子であると同時に、全身疾患を引き起こす恐れのある菌の温床です。口の中の細菌が関与すると考えられる代表的な全身疾患としては、
感染性心内膜炎、敗血症
虚血性心疾患
誤嚥性肺炎
などがあげられます。
要介護高齢者は、口腔ケアを行えばこれらの疾患を予防できることが分かっています。
つまり口腔ケアは、単に歯や歯ぐきのためだけではなく、生活援助に加えて全身疾患の予防など、生命の維持・増進に直結したケアでもあるのです。
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